ピアニストの父と音楽教室を開く母を持ち、3歳でピアノを習い始めた。小学６年の時、初めて聞いたギタリストの生演奏に触発され、以降ギターにのめり込んだ。
　中学時代から神戸・三宮でストリートライブを始め、自作の曲を歌った。大阪音楽大学短期大学部でクラッシクギターの腕を磨き、卒業後の２００９年、ギター演奏のＣＤでデビュー。神戸を中心にライブ活動に励む。
　来年9月に出場するのは、ブルースとカントリー音楽の祭典「ウォルナットバレー・フェスティバル」のクラッシクギター部門。１９７２年から始まった歴史ある大会で、各国の精鋭が集う。
　中学2年で作曲を初めて以降、これまでに約２００曲を自作してきたが、ニューヨークで修業中、新たに１００曲を作る目標を立てた。世界中から音楽家が集まる米国での出会いを心待ちにし、「心が動く体験をした後は、良い曲が生まれる。どんな経験ができるか、楽しみでしょうがない」と話す。
　見据えるのは「世界を平和にできる影響力のあるミュージシャン」。世界大会の優勝はもちろん、さらにその先を見据えている。